永野ビギナーがユリイカの永野護特集を読んでみた

……久しぶりに真面目に記事を書こうかと思う程度には良い感じにアドレナリンが湧いたわけなのです。ユリイカ2012年12月臨時増刊号 総特集=永野護 『ファイブスター物語』の普遍、『花の詩女 ゴティックメード』の衝撃作者: 永野護,武井宏之,西島大介,梅沢和木…

12月に転職いたします

1年半ほどお世話になった会社を明日巣立ち、12月から新しい職場に移ります。 新しい職場では結構ヘビーな勉強が待ち受けているので、 業務のメリハリをつけて、インプットしまくりで明るく勤め上げられるように頑張りたいと思います。ついでに…現在フリーで…

実に2年の間、ここをそのままにしていたのですね…。 個人的には、学びたいことを気の赴くままに綴ったこの場が好きだったので、これからはここで色々書こうかなと思っております。

2010年11月の読書メーター記録より

まぁ、卒論でギャーギャー言い出した頃だしなぁ。増えるよな。読んだ本の数:6冊 読んだページ数:1663ページ The Language of New Media (Leonardo Books) ニューメディア論やるならこれ読め!という本。英文は非常に構築的でわかりやすい。 読了日:11月28…

iPadの意外な効用

数カ月前からiPadを活用しているのですが、邦訳作業において、iPadが紙以上に大きな威力を発揮することに気づきました。 これは、英語→日本語の場合だと、日本語の語順を検討する過程が必ずあるのですが、iPadの場合、まずは文頭からざっくり訳して、各節も…

今格闘しているもの

The Language of New Media (Leonardo)作者: Lev Manovich出版社/メーカー: The MIT Press発売日: 2002/02/22メディア: ペーパーバック購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (8件) を見るこれ読んでます。 卒論の論の叩き台にこれを使って、議論が…

第13回広島国際アニメーションフェスティバル行ってきました

どんなイベントなのか? 端的に言うと、「アートアニメ中心の国際映画祭」です。2年に1回のペースで行われているので、次回開催は2012年です。 各国の作家の作品を審査するコンペティションがイベントの中心で、他には「アニメーション作家を目指す学生たち…

卒論もこんな感じで

実は、卒論もアニメをネタにして書く予定です。理論寄りというか、ガチ美学の路線に沿ってやる感じで。 そこで受容美学やらないと!と思い立って演習でイーザーを選んで死にそうになった、というのが今週の実態です。 勿論、イーザーは美学界*1では知られて…

漫画を買った

まんだらけに寄って色々みてたら欲しくなったので購入。 マイナス 1 (ヤングサンデーコミックス)作者: 沖さやか出版社/メーカー: 小学館発売日: 1996/07メディア: コミック クリック: 28回この商品を含むブログ (10件) を見る「連載当時すごいことになってた…

学生の本分はといえば

最近↓の本にかかりっきりです。フッサール現象学の生成―方法の成立と展開作者: 榊原哲也出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2009/12メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (4件) を見る今学期はフッサールを扱う講義にそれなりに真面目…

鎌倉より愛を込めて

現在はインターンとして内定先に出入りしている状態です。 週2日程度出社しているのですが、自分の能力の至らなさをそこここで感じたりします。 とはいえ、会社の雰囲気は噂通りとても良いです。あんなに良くていいのか! だからこそ、素直に「頑張ろう」と…

社会人になることが決まりました。

前回の日記から半年弱経ってるのですね。長い……。 Twitterみている方はご存知だったと思いますが、その間就活していました。 *1当初は出版・新聞メインで就活を考えていたりしたのですが、 色々関心を突き詰めるうちに、web業界に重心が移りました。 結局、w…

第1回目アニメ評論読書会終了しました

本日行いました。 今回の参加者は、以下の3名でした。 秋田紀亜さん(twitter id:akita_kia) シノハラユウキさん(twitter id:sakstyle) Shostakovichさん(twitter id:Shostakovich) 使用テクストは以前のエントリで挙げたとおり、『アニメーションの映…

Stitch by Stich 針と糸で描くわたし@東京都庭園美術館

全体的に、よい展覧会だったと思いました。 「縫う」という行為には「痕跡を残す」ということと、「繋ぎ合わせる」ということの二つの要素が複合していると以前から思っていたのですが、その点を両方ともきちんと見せている点が面白かったです。そして、今回…

Stitch=「痕跡」、あるいは「繋ぐもの」

なんて、衒学的な見出しをつけてみたくなる気分だったのです。

アニメーション評論の読書会をやります

具体的な行動に起こしたほうが面白くなりそうなので、 手始めに読書会を開催したいと思います。 概要は以下の通りです。 日程:11月上旬 場所:東京都内 (日程・場所は参加者さま同士の都合を考慮して最終決定します)課題図書:『アニメーションの映画学 (…

全き「他者」の物語――『地球少女アルジュナ』の「語り」の構造

はじめに 作品の概要 この作品は2001年初頭にテレビ東京系で放映されました。その半年後にディレクターズカット版として、地上波で未放映のエピソードを追加してDVD・VHSが発売され*1、さらに、同年の文化庁メディア芸術祭においては、デジタルアート[ノンイ…

哲学者RPGつくろうぜ計画 ver0.2

ことの始まり なんとなくウェブ巡回をしていた際、哲学者RPGを作ろう企画 - pon_zhanの日記という記事を発見して、私*1が 哲学者RPGでいうなら、多分カントは主人公じゃなくてラスボスだと思う。いろんな意味で。(via http://d.hatena.ne.jp/pon_zhan/20090…

違う「時間空間」を生きること――『トップをねらえ!』におけるウラシマ効果、その表象についての小考察

永遠の少女、大人になった少女との距離――「少女を仰ぎ見る」ことが示すもの 『トップをねらえ!(以下『トップ1』と表記します)』5話前半において、地上に帰ってきたノリコは、かつて高校で同級生だった友人・キミコが大人になり、一児の母親になっていると…

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破」みてきました(ネタバレ?)

未見でこれから観に行く予定の人にとっては、何を聞いてもネタバレになりえるので、ワンクッション置きます。 多分大したことは書いてないと思うのですが、この先は自己責任でお願いします。

日本アニメーション学会機関誌『アニメーション研究』が所蔵されている施設一覧

気になったので、直接日本アニメーション学会*1に機関紙購読について問い合わせしてみました*2。 著作権などの関係で学会員以外は機関紙を入手できないので、機関紙を個人的に入手するには入会手続きが必要とのことでした。 ただ、学生会員制度がないので、…

文学フリマの戦利品

初めて文学フリマに行ってきました。 時間が時間なので、興味のある記事しか目を通せていないのですが、備忘録的な意味合いでこちらに感想を記しておきます。 Twitter本 特に読む前と後のギャップが凄かったのがriywoさん*1の「ある女子高生の考えること」で…

『アニメーションの映画学』読みました

アニメーションの映画学 (ビジュアル文化シリーズ)作者: 加藤幹郎出版社/メーカー: 臨川書店発売日: 2009/03メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 49回この商品を含むブログ (8件) を見る結論から言うと、アニメについてちょっと何かを掘り下げて考えてみた…

blogを移設・整理しました

以前のblog(id:Tagebuch-des-Werk)は制作メモとして細々と残すことにしました。あちらの過去記事で、特にこちらに移設したほうが望ましいと思われる記事のみを、文体などを少々修正したうえで、転載しています。こちらでは、Twitterで扱っているような内容…

ポワレとフォルチュニイ展@東京都庭園美術館

概要はこちら→http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/poiret/index.html当初は、 20世紀にはいると、パリ・モードは大きな転換期を迎えます。数世紀にわたって女性のシルエットを支配してきたコルセットは放棄され、ポワレに代表される直線的なシル…

ウテナ劇場版再上映@テアトル新宿の初回上映いってきたよ

指定席券発売初日に最前列ゲットして行って来ました。えへへ。25話放映→トークイベント→本編上映が大まかな流れだったのですが、 このトークイベントが手法的にけっこうマズかったです。せっかく25話を流したのだから、ここの解釈とかについてもっと技術的・…

もうこれはお告げだと思う

ウテナ劇場版がテアトル新宿で上映されることを知って小躍り中です。 http://www.starchild.co.jp/event/utena.htmlしかもこれ、21日には生幾原センセが出現するらしいので、頑張っていかねば。 でも今からはチケット予約できないのね……ちーん。

DVD-BOX買っちゃったの

ウテナのDVD-BOX下巻を予約購入しました。少女革命ウテナDVD-BOX 下巻【初回限定生産】出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2009/03/11メディア: DVD購入: 9人 クリック: 92回この商品を含むブログ (61件) を見るクレジットの請求タイミングが3月中だと…

藝大の展示行ってきた

大学の友人二人と一緒に。 ちょっと長いので畳み。

「アルジュナ=リトマス紙(人生論的な意味で)」という仮説

をちょっと提唱してみたくなりました。 とりあえず今の時点ではっきり言えるのは、私はアルジュナを「電波説教アニメ」としか捉えられない人とは思想が合わないなぁ、ということで。環境問題云々については受け入れられなくてもいいんだけど(本当はダメだと…